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#INTERVIEW

【対談】 有名アーティスト・チョーヒカル×MiLがコラボ!作品に込めた想いとは・・・?

MiLのコーポレートサイトがOPENして1週間が経ちました!

今日は、MiLのコーポレートサイトのキービジュアル手がけてくださった、人気アーティストのチョーヒカルさんと、弊社CEO杉岡にコラボに至った背景やふたりが作品に込めた想いをインタビューしました♫

− 今回なぜこのようなキービジュアルを作成しようと思ったのですか?

杉岡:MiLという会社が、自分にとって20代最後の挑戦であり、みんなで作る1つの作品というような思い入れがあったんです。挑戦するからには、自分たちが持っている思想や概念といった、なかなか言葉では伝わりにくいようなことだけれど、頑張ってこれまで深ぼってきたものを、言葉でなくても伝わるような手法をずっと探していて。

その一つの手段として、チョーヒカルさんというクリエイターと何か一緒にアートとして作り上げることで、10倍、いや、20倍に自分たちの想いを伝える手段になるな、と思ったんです。3年ほど前からチョーさんのことを存じ上げていたので、何かあったんでしょうね。

− チョーさんのことを知ったきっかけは?

杉岡:テレビにたくさん出演されていたから、ご自身はどのテレビの番組なのか覚えてないと思うんですけど(笑) SNSでももちろん拝見していました。

− 初めてチョーさんの作品をみた時の感想はいかがでしたか?

杉岡:一番初めは怖かったです(笑) 妻の千草が「チョーヒカル展に行きたい」って言って、それでその時にすごい!ってなったんですよね。

− 今回どのようにチョーさんにオファーを?

杉岡:いや、もう、どストレート!

チョー:すっごい長文の!

杉岡:リアルに半日かけて文章作りました。そういうのって一回しかチャンスないじゃないですか。何回もフォームからメッセージきてもストーカーみたいだし。やるんですけどね、返事こなかったら(笑)

でもまあ、一回きりだと思って自分の想いの丈は綴りましたね。

チョー:熱いメールが、メールフォームから。「え、スクロールしてもスクロールしても、続きが出てくる!」っていう感じでメールがきましたね。

杉岡:だからか返事が遅かったんですよね。

チョー:読んでると別のこと始めちゃうんですよ(笑)

− 最初メールを受けた時の印象はいかがでしたか?

チョー:長いな、と思いました(笑)

杉岡:まあそうですよね。本当に申し訳ない。

チョー:仕事で「こういうビジュアル作ってください」って、相手が求めている作品を出すのが多いんです。今回のように信頼してくださって「一緒にいいものを作りたいです」といった文面のメールってあまりなくて。だから嬉しかったです。

杉岡:MiLの株主の為末さんも、毎月たくさんメールをいただいて、その中に1〜 2ヶ月に1本はそういうオファーがあるらしいんですよね。そしてそれは、必ず人伝いじゃなくて、ダイレクトでくる何かなんだと。だから僕も、チョーさんを知っている人が周りに5人くらいいたんですけど、紹介してもらわずに、フォームから送ったんです。もしあれが誰か人伝いとかだったら、もしかしたら全然違う形になってたかもしれないなあ、と思います。

− 今回引き受けようと思った理由は?

杉岡:すごい忙しかったですしね。

チョー:さっきの話になるんですけど、あまり自由度のある仕事とか、こちらにある程度任せてくれる仕事ってそこまでなくて。ある程度枠が決まっていて、頼んでくださることが多いんです。自分の作りたいものは、自分の作品のりで、誰のディレクションも入らずに作ることが多かったんで、頼んでくださっている姿勢がすごく嬉しかったですし、信頼してくださってるなって。どうせモノを作って世に出すんだったら、それに対してすごいやる気のある人とか、例えば、広告とか看板になるのであれば、そのプロダクトとかサービスに対して本人たちが熱意がある方が絶対にいいじゃないですか。どれだけお金を積まれても「この人たちに賛同できないな」と思うなら加担したくないので。そういう意味でも、内容自体も気になったんです。

杉岡:ありがたいですね。

− 作品に込めた想いとは?

チョー:込めた想いですか・・・無?

杉岡:僕ができるのはどちらかというと、より自分が捉えている概念みたいなものをできるだけ伝え、共有することだと思ってるんです。なので、自分たちが経営しているレストランで、まずは食事をして体験してもらいながら、自分がどう思っているかを伝えたんです。作品に込めた想いみたいなのは、自分の会社に込めた想いをそのまま表現してもらってると思います。できるだけ自分が感じてきたことを、一次情報としてシェアしたいと思って、一緒にお食事させてもらったり、シェフとも話していただいたりして。そういうのが良かったんじゃないかな、と思いました。普段、広告作るときとかってあまりそんなことしないと思うんですけど、そこは僕らが大切にしてることなので。

− 今回の作品をどんな人に、どういうメッセージとして届けたいですか?

杉岡:僕はやっぱり、世界中に届いて欲しいなって思ってます。MiLという社名には、食事(Meal)×自分(I)×人生(Life)という意味が込められていて、世界中の人たちに食事と人生をより深く考えてもらえるような機会を作れる会社になりたいな、と。その想いを込めたキービジュアルなんです。この絵だけでもまずは届いたらいいなって思ってます。チョーさんのおかげで一人歩きできる作品になっていると思ってるので、会社が作品を背負って、今度は作品が会社を背負って、っていうアーティストと資本主義にいる人たちのうまいサイクルができるといいなと思っています。

チョー:すごくMiLが賛同できるコンセプトだったので、私なりに見た目的に美しくありつつ、ちゃんとコンセプトが伝わる作品を目指して作ったんです。なので、メッセージがちゃんと届くといいな、って思ってます。誰とかじゃなくて全員ですね。老若男女、年齢、性別、国籍問わず。みんなに伝わるものになっているといいなって思ってます。

チョーヒカルさん、ありがとうございました!!


【チョーヒカル プロフィール】

趙 燁(ちょう ひかる)

1993年3月29日、東京生まれ。
2016年 武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を卒業。 

体や物にリアルなペイントをする作品で注目され日本国内だけでなく海外でも話題になる。笑っていいともを含む多数のメディア出演に加え、Samsung、Amnesty International、資生堂、TOYOBOなど企業とのコラボレーションや、国内外での個展など多岐にわたって活動している。ペイントの他にも衣服やCDジャケットのデザイン、イラスト、立体、映像作品などを制作。著書に「SUPER FLASH GIRLS 超閃光ガールズ」「ストレンジ・ファニー・ラブ」「絶滅生物図誌」がある。