社会の発展とともに
変化する人生の目的

重視されるライフスタイル
ウェルネス：自己実現のための消費

かつては、「生き延びること」や「家族を養うこと」といった生存や繁栄が人生の中心的なテーマでした。

しかし、技術革新や経済発展により生活基盤が安定した現代では、
物質的な豊かさが相対的に容易に得られるようになり、
人生の目的は「自己実現」へとシフトしてきました。

そんな社会で産まれるべくして産まれたのが
「自分の生き方や価値観を表現するための消費」です。
だからこそこれからは、機能的な価値だけでなく、
その商品がサービスどれだけ自分の価値観やライフスタイルに沿っているものなのか？
が重視されると考えます。
そして私たちはそんな“消費者の目“を育てることこそが、
より良い社会と豊かな個人が生きる未来を近づける重要なテーマだとも考えています。

成熟した社会に、未来に責任を持つ消費者が産まれると、
一つさらに社会が前進するのではないでしょうか。

エシカル：過去と未来を意識する時代の消費

私たちはエシカル消費を、トレンドではないと捉えています。
過去と未来を強く感じる個人が生きる時代において、益々強く大きく成長すると考えています。
現代は、SNSに代表する情報技術の進化によって、
単に世界中の情報にアクセスできるだけでなく、過去や未来にも容易に触れられる時代です。

例えば誰かが亡くなっても、X上ではその人の言葉が残り、後世にも影響を与えています。
インターネットは、世界中に広がる横への広がりではなく、
過去と未来をも身近に感じる個人を生み出しました。
そんな時代における消費とは、単なる行為ではなく、
未来に影響をもつメッセージであり意思表示だとも言えると思います。

私たちが消費する一回一回は積み重なって子ども達の生きる未来を作っている。
このことを本能的に知っているからこそ、
人々は目指さなくとも「地球との共存」を意識した選択をするようになると考えます。

MiLの使命は
個人における豊かさの実現

どんなに技術が進化し、経済が成長しても人は豊かになれません。
人の豊かさは、けっして壮大なものではなく、
ありふれた日常で「感動」に気づき、「生きがい」に出会うものから始まると考えています。

そして、それが人から人へと連鎖することよって愛する家族や仲間、
次世代の子どもたちの行動が変わり、やがて社会や地球がより良くなっていく。

いつの時代だって一人の感動からくる行動が、幸せで豊かな今をつくってきました。
だからこそ私たちは、社会そのものを変えることではなく、
「人が社会を見る目を育てる」に注力し続けます。

感動に満ちた日常の存在が、ウェルビーイングな人と未来の社会を作る。
この使命を実現できたとき、やっとMiLはその役割を終えたと言えるでしょう。